うちの子のための カロリー計算

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手作り食レシピの見極め方

犬の手作り食って?

手作り食とは、愛犬ためにお家で調理をした食事のこと。初めて手作り食にチャレンジする時、「犬にとっての良い手作りごはんって?」「人間のレシピで作ったものを与えても良いのかな?」「手作りごはんで栄養不足にならないかな…?」と不安に思われる方も多いと思います。まず知っていただきたいことは「犬と人間は食べられる食材も必要な栄養素も、食事の考え方も異なる」ということ。その違いがあるからこそ、手作り食レシピでの大切なポイントも犬と人では異なります。

人と犬の「バランスの良い食事」の考え方の違い

人では「日本人の食事摂取基準」と呼ばれる基準があります。国民の健康の保持・増進、生活習慣病の発症予防・重症化予防を目的に、科学的根拠に基づき、エネルギー及び栄養素の摂取量を年齢・性別ごとに設定されています。しかし、人の家庭用の手作りレシピの多くは栄養価よりも嗜好が優先される傾向があり、材料、調理工程、調理時間、食費・摂取カロリーの目安の記載はあっても、年齢・性別が考慮された各栄養素の摂取量まで記載されているものは少なく、食事摂取基準を満たすように作成されたレシピは現状では主流ではありません。また人の場合、毎日異なるものを食べることが一般的であるため、個々に合わせて各栄養素の数値を計算しながら毎日の食事バランスを管理するのは簡単なことではありません。そのため、健康な人の現実的な方法として、食べ過ぎたもの、食べなかったものを次の食事、翌日の食事で調整したり、主食・主菜・副菜を組み合わせることでビタミンやミネラルなどの微量栄養素の偏りを減らすことが推奨されており、理想的な栄養バランスに近づけることは「目標」として考えられています。

一方で、犬には「AAFCO(米国飼料検査官協会(通称/アフコ))基準」や「総合栄養食」という基準があり、それらに則って製造され栄養バランスがきちんと整った製品が、古くから今に至るまで日々の食事の基本とされてきました。つまり、栄養バランスが整った食事を摂取することは「目標」ではなく、動物の福祉を守るための「絶対に必要なこと」だと考えられているということです。

栄養バランスを整えるには栄養計算が必須

犬の食事では市販製品だけでなく手作り食においても、最も重要なことは「必要な栄養素を過不足なく摂取できるかどうか」であり、各栄養素が基準を満たすためには厳密な栄養計算が必要になります。また、犬や猫は必要とする栄養の要求量が多いため、ビタミン・ミネラルのサプリメントを足さなければAAFCOや総合栄養食の基準をクリアすることはできません。レシピ作成では「食材の種類や調理方法」だけでなく「体重、性別、体型、年齢、運動量を考慮した1日に必要な摂取カロリー」も算出することで、食材の種類や各食材・サプリメントのグラム数が決まります。

曖昧な調理内容は健康被害につながる

人の料理の感覚での味付けや調理方法、目分量での調理、サプリメントの添加なしに与えることは、栄養素の過剰や欠乏を引き起こしてしまいます。栄養計算をしなければ、その過剰や欠乏に気付くことも難しく、その栄養バランスが乱れた食事を長期間与え続けることは、健康被害につながります。

レシピの見極めポイントは「栄養計算されているかどうか」

以下のような内容が記載されたレシピでは、栄養計算されているとは言えず、必要な栄養素を過不足なく摂ることは難しいため要注意です。このようなレシピの使用は控えていただいた方がよいでしょう。

  • 最適な栄養バランスは肉魚3割 + 炭水化物4割 + 野菜3割
  • タンパク質、野菜、炭水化物を1:1:1
  • フードローテーションで栄養の偏りのリスクを低減させる
  • 「焼き」や「茹で」等の調理方法の指定がない
  • グラム数の表記がなく「頭のサイズ」や「適量」等の曖昧な表現がされている
  • AAFCOや総合栄養食の栄養基準について記載がない

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