栄養組成について
レシピはどのような栄養基準に沿っていますか。
当サイトのすべてのレシピは、計算上AAFCOの維持期の栄養基準を満たしています。しかし、AAFCOの栄養基準は、最低限守るべき栄養基準であり、極端な栄養組成のレシピも事実上作成可能です。そのため、当サイトでは、極端な栄養組成のレシピにならないように、独自に基準を設けレシピを公開しています。
AAFCOとは何ですか。
AAFCOとは「米国飼料検査官協会」のことです。AAFCOの栄養基準は、新鮮な水とそのご飯だけで健康が維持できるようなに設定された世界的にスタンダードな栄養基準です。日本の総合栄養食の基準もAAFCOより引用しています。
食材の栄養組成データはどこから持ってきていますか。
日本食品標準成分表の食材データを利用しています。「塩素」は食塩相当量より算出、「コリン」に関しては、国内データが存在しないため、USDAより類似する食材から引用しています。
詳細な栄養組成を知りたいです。
カロリーごとで、食材やサプリメントの量が四捨五入され、栄養組成に誤差が生じるため詳細な栄養組成は現在公開しておりません。詳細な栄養組成をお知りになりたい場合は、日本食品標準成分表を利用し、ご自身で計算をお願いいたします。
実際に計算すると、サイトの栄養組成と合わないです。
カロリーに対して、食材やサプリメント量を四捨五入しているため、若干の誤差が生まれます。また、日本食品標準成分表は日々更新されているため、レシピを作成した時期と、参照した日本食品標準成分表のバージョンが異なると誤差が生じます。
カロリーはどのように計算していますか。
日本食品標準成分表のカロリーを引用しています。
「乾物あたり」とは何ですか。
食事には水分が含まれており、水分が含まれた状態では、市販フードやレシピの栄養バランスを比較することはできません。そのため、水分を抜いた状態「乾物あたり」で栄養組成を表記しています。
「たんぱく質」はどのように計算していますか。
日本食品標準成分表における「たんぱく質」の項目で計算しています。「アミノ酸組成によるたんぱく質」がより精度の高い値を量を示しますが、多くの食品でまだ掲載はされておらず、ペットフード分析と誤差がより生じると考え、表記に採用していません。
「脂質」はどのように計算していますか。
日本食品標準成分表における「脂質」の項目で計算しています。「脂肪酸のトリアシルグリセロール当量」がより精度の高い値を示しますが、多くの食品でまだ掲載はされておらず、ペットフード分析と誤差がより生じると考え、表記に採用していません。
「炭水化物」はどのように計算していますか。
日本食品標準成分表における「炭水化物」の項目で計算しているため、食物繊維が含まれています。「利用可能炭水化物(単糖当量)」が糖質としてより精度の高い値を示しますが、多くの食品でまだ掲載はされておらず、ペットフード分析と誤差がより生じると考え、表記に採用していません。
「食物繊維総量」とは何でしょうか。「粗繊維」とは違いますか。
ペットフードの「粗繊維」とは全く異なる測定方法により、計算された値です。そのため、粗繊維と比較することはできません。詳細は日本食品標準成分表をご覧ください。
レシピに含まれる各栄養素の量が知りたいです。
当サイトで表示されている栄養組成は、乾物あたりの栄養素の比率(%)のみです。そのため、栄養組成の数値から栄養素の量を計算することは出来ません。日本食品標準成分表をご覧ください。
低脂肪や低たんぱく質などの特定の栄養組成が調整されたレシピが知りたいです。
特定の栄養組成のレシピの給与が必要かは、獣医師の判断が必要です。DC one dishでは、完全オーダーメイドレシピの作成をしております。ご希望の方はご依頼ください。https://dconedish.com/
もっと高たんぱく質なレシピはないのですか。
一般的な食事の栄養組成から、大きく逸脱するようなレシピの公開はしておりません。炭水化物が多いように感じる方もいらっしゃると思いますが、乾物あたりの栄養組成をご覧ください。
作り方について
「脂身つき」「皮下脂肪なし」「赤身」とはどういった状態ですか。
脂身つき:厚さ5 mmの皮下脂肪及び筋間脂肪を含む肉
皮下脂肪なし:皮下脂肪を完全に除去しているが、筋間脂肪は含んでいる肉
赤肉:皮下脂肪と筋間脂肪を除去した肉
※さしといわれる筋繊維間の脂肪組織は「赤肉」の一部
詳しくはこちらをご覧ください。
「焼き」調理を「茹で」調理にできますか。
出来ません。レシピ通りに作ってください。
茹でた野菜は、冷凍野菜で代用してもいいですか。
レシピは生の野菜を茹でた状態で栄養計算していますが、冷凍したものを使用したい場合は、「生の野菜を茹でる→計量→冷凍→冷凍前に計量したg数として使用」という方法をとってください。
サプリメントはいつ混ぜればいいですか。
加熱工程が終った最後に混ぜてください。
肉、魚、卵の調理はどうすればいいですか。
必ずレシピ通りに加熱して与えてください。また、加熱していても骨等は消化器を損傷する恐れがあるため、調理時には除去するようお願いいたします。※缶詰等、もともと骨ごと食べられるように加工してあるものは別です。
与え方について
サプリメントを水に溶いて食事とは別に与えてもよいですか?
水に溶いて与えて頂ていても大丈夫ですが、水に溶けない成分もございます。
与え忘れなく、また、お皿にサプリメントが残らないように与えてください。
初めて手作り食をします。どのように与えればいいですか。
初めて手作りを与える場合は、食事の形態や原材料の違いにより、お腹の調子が乱れる場合があります。現在の食事内容に小量ずつ加え、1週間かけてゆっくりと切り替えをお願いいたします。
どの程度常温に置いておいていいですか。
一般的には20-30分程度を目安に残したものは、下げてください。
冷蔵保存はどの程度できますか。
日持ちする期間は、一般的な食品と同等とお考え下さい。
冷凍保存は出来ますか。冷凍するとどれくらい日持ちしますか。
冷凍保存をすることは出来ます。解凍の際は、常温解凍または、加熱のし過ぎに注意し、人肌程度に温めるようお願いします。日持ちは、一般的な食品と同等とお考え下さい。
好きなものだけを食べ、それ以外を食べ残してしまいます。
好きな食材のみを選んで食べている場合は、選べないよう細かく切るか、ミキサーでペースト状にして与えてください。レシピを完食しない場合は、体重の変化を見て、食事量が適切か判断をしてください。
現在食べている市販フードと併用することは出来ますか。
食物アレルギーなどの食材を限定する場合や、栄養素の調整が必要な特定の疾患をお持ちでなければ併用できます。市販フードの与えたい量÷市販フードの1日の量を計算し割合を求め、その割合を1から引き、レシピの1日量に掛けることで、今回のレシピを与える量を決めてください。
おやつはあげてもいいですか。
算出されたカロリーは1日に必要なカロリーです。そのため、追加でおやつ足すと与えるカロリーが増え、体重が増えてしまうことがあります。予めレシピの食材の一部を取り置いておき、食事とは別におやつ代わりにして与えるか、オヤツ分のカロリーを引いてレシピを与えてください。一般的にオヤツは1日に必要なカロリーの10%までです。
レシピに水分を足してあげてもいいですか。
お茶漬けの要領で食事の上からぬるま湯やお水をかけていただいて大丈夫です。
サプリメントを混ぜると食べてくれません。どうすればいいですか。
サプリメントは食材に混ぜて一晩冷蔵庫で寝かせると香りが落ち着いて食べることがありますのでお試しください。
レシピの利用について
別のサイトでレシピを紹介してもよいですか。
無断での引用はお断りしております。
ここに記載のあるレシピを調理して、販売することはできますか。
許可していません。また、家庭調理と工場での調理は異なるため、栄養組成が大きくブレる可能性があります。
患者様・お客様にご紹介したいのですが。
紹介用のカードのご用意がございます。お気軽にお問い合わせください。
レシピの内容を担当の獣医師に共有してもいいですか。
レシピをかかりつけの先生とぜひご共有ください。現在治療中の疾患や体調面でご心配な点があれば、食事をレシピのごはんに切り替える前にご担当の先生にご相談ください。当サイトで公開されているレシピは、食事に配慮する必要のない健康な子用のレシピです。栄養素の調整は獣医師の判断が必要です。DC one dishでは、病気の子用に調整されたオーダーメイドレシピの作成をしております。
https://dconedish.com/
産地・メーカーは、どれを選択すればよいでしょうか。
スーパーなどで一般的に販売されているものをご選択ください。「有機」「無農薬」などの指定はありません。
食材を加熱すると酵素が失活すると聞いたのですが。
酵素が体にいいというエビデンスはありません。また生きた酵素を体に取り入れても、胃酸で消化されます。
生肉の状態で与えても良いですか。
生肉には病原体が多く含まれることが、知られています。生肉が体に良いという証明は明確にされておらず、リスクのほうが遥かに高いため、必ず加熱して与えてください。
炭水化物が多いように思うのですが。
市販のドライフードなどの製品は、目に見えないだけで同等以上の炭水化物が一般的に含まれています。レシピ通りの量で調理をお願いします。
肉や魚の入っていないレシピは公開していますか。
植物性の原材料のみのレシピは長期的な安全性の確認が取れていないため、公開していません。
体調について
便の色・形・量が変わりました。
便は食事内容によって変化します。レシピにもよりますが、手作り食は一般的に市販ドライフードと比較し消化吸収がよいため、便量が減る傾向にあります。カチカチの便や下痢をしてしまう場合は、レシピの給与を一時的に中止し、かかりつけの動物病院へご相談ください。
食後にかゆみが出ました。アレルギーですか。
食物アレルギーは、同じ食材を、同量与えた場合、基本的に毎回同じ症状が出ます。昨日は症状がでて、今日は大丈夫だったということは、基本的にありません。食物アレルギーの診断には獣医師の判断が必要です。疑わしい場合はかかりつけの動物病院へご相談ください。
食べきれずに体重が減っていきます。
レシピによっては「カサ」が多いレシピがあります。健康な状態で、食べきれずに、意図せず体重が減っていくようでしたら、レシピの変更も検討してみてください。
便に食材の形状が残っています。
食材の形状が大きかったり、その時の体調により未消化なまま出てくることがあります。食材をより細かく切ったり、ブレンダーを利用することで消化吸収しやすい形にすることを試みてください。
レシピ通り与えていたら太って(痩せて)しまいました。
当サイトのカロリー計算はあくまでも目安です。定期的に体重を測定し、与えるカロリーを調整してください。
その他
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